緑に染まる冷蔵庫

高齢両親 認知症

今年の6月、母は自他ともに認知症と認定。
長谷川式スケールで18点
日付がわからない
食事を摂ったことは憶えているが
何を食べたか覚えていない。
日中誰が訪ねてきたか忘れている
幸い火の始末に関してはまだしっかりしている。
これだけが救いです。

専門科がある病院に行くことを本人が納得するまで
約1年以上かかりました。

母が検査中
先生と二人きりで話をした際
「冷蔵庫の中のものが腐ったりしてませんでしたか?」
と質問をされました。
もともと、何でも大切にとっておくタイプ
冷蔵庫から『謎の物体』はよく出てきていたので
「普段からよくあったことなので」
と答えると先生から苦笑いされてしまいました。
その時はそれで終わったのですが
ひょっとしてあれは認知症の症状だったのではと
思い当たることがありました。

母の認知症に気が付いたのは
2020年に父が腰椎圧迫骨折で入院した年末でした。
その年の6月ぐらいに帰省時に
冷蔵庫から瓶入りの食品を取り出すと
瓶にびっしりと緑色のカビがついていたのです。
その棚をみるとチューブ入りの食品、瓶、など
全てのものが緑に染まっていたので
改めて冷蔵庫をチェックすると
中に入れていたものだけでなく、
壁、棚に『一目瞭然』の状態で緑のカビが生えていました。
一旦冷蔵庫のなかのものを全部出し
コロナ禍で常備していたアルコールで冷蔵庫の中を拭き
賞味期限切れや状態の怪しいものは全部捨てました。

母にはキッチンのものを管理する能力が下がってきていたのでした。
それが認知症の兆候とは思いもよりませんでした。
離れて暮らしていたため
はっきりと認知症に気づくのは半年後でした。

読んでいただきありがとうございました。

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