お歳暮の季節

高齢両親 認知症

「お歳暮はお父さんと頼みに行った!」
この言葉が母の認知症を知るきっかけでした。
車で父の入院している病院に向かう途中こと。

2020年11月の終わりに父が腰椎圧迫骨折で入院
父の代わりに母と連れ立って
親戚へのお歳暮送りをしました。
母はその事をすっかり忘れいたばかりでなく
なぜか父と行ったと
記憶がすり替えられてました。

「お父さんが入院したのは何日?」
「お歳暮を送りに行ったのは?」
質問の母の答えは
間違ったものばかり
とうとう
「今日は何月何日?」
この質問の答えでさえ間違えていました。
私が不安な気持ちを抑えきれず
イライラした口調で質問を浴びせたので
「もういい!そんなんことどうでもいいでしょう!」
と母はキレてしまいました。

物忘れの範疇ではない
完全な認知症だ!
どうしたの!なんで!
いつから?
お父さんは一緒にいて気づかなかったの!
どうしよう!なんで!
不安と焦りで考えがまとまりませんでした。

その時の運転していた車からの景色は
忘れることができなく
今でも同じ場所を通ると
母のその言葉がよみがえります。
そして
お歳暮の時期になると必然的に
思い出します。

母は認知症を受け入れることができず
物忘れ外来を受診するのに
1年半も要しました。

そして私は頻回に帰省するようになるのでした。

拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

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